『「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法』の感想

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「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

どんな本?

  • 予算や人材が潤沢でない小さな会社のためのWebマーケティング指南書
  • ホームページリニューアルに必要な知識が網羅的に説明されている
  • 小さい会社のWeb担当者向けの本だが、提案する側が読んでもよさげ

内容について

ホームページリニューアルに必要なことを一通り学べる

本書では、ホームページをWebマーケティングの「土台」とするべく、まずホームページをリニューアルするべきだと述べられています。続いてそのホームページのリニューアルについて、社内基盤の整理や外部パートナーのディレクション、公開後の運営など必要な知識を網羅的に説明しています。即効性のある本というより、この本を指南書にして勉強しながら進めていきましょう、といった形の本です。知識がない人向けに書かれているので、新人Web担当者なんかが読むとよいと思います。また、「ドメインやサーバーは自社で管理しろ」「見積もりの値段は値切るな」など、詳しくない人や会社がやらかしがちな失敗について言及しているのがグッドだと思いました。こういうことを教えてくれる制作会社は少ないですからね。

網羅的ではありますが、個々のトピックについて深く解説されてはいません。もっと詳しく知りたい人はより専門的な書籍をあたる必要があります。

提案する側が読んでも学びがある

ホームページの改善や運営についても書かれているので、改善や運営の提案の参考にもなりそうです。詳しくない人向けに書かれているので、そういった人に対して提案する場合特に参考になりそうです。

できればお客さんはみんなこの本を読んでから見積もりの請求や問い合わせをしてほしいのですが…。

感想

提案する側にとっては当たり前でも、詳しくない人から見たら全くわからない、ということもたくさんあります。お客さん目線になって提案することが大事ですね。それがなかなか難しいのですが…。この本はそのヒントを提供してくれそうな本でした。参考になりました。