『10年つかえるSEOの基本』の感想
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どんな本?
- SEOの本質を説明したSEO入門書
- 小手先のテクニックではない、変わらない本質にフォーカスしている
- SEOに関わるならまず読むべき
内容について
「SEO」イコール「検索結果の順位を操作するテクニック」ではない
本書ではSEOに関する本質的な説明がされていますが、特に強調されているのが「SEOは検索結果の順位を操作するテクニックではない」という点です。自分もこの本を読むまでなんとなく「SEO=検索結果でのサイトの表示順位を上げること」と思っていたので、目から鱗でした。
買い手側を具体的にイメージし、その期待に沿ってコンテンツを流通させる
上記の間違った解釈にあるのは買い手の目線ではなく、売り手の目線です。そうではなく「誰が、どういう検索で、どういう情報を求めているのか」という視点を持ち、買い手の期待に沿ってコンテンツを流通させることがSEOであると述べられています。この買い手側の解像度を高めることの重要性も本書で繰り返し述べられています。
良質なコンテンツと、それが検索する人に届くよう発信することがSEOの両輪
本書は、検索する人のためになる良質なコンテンツがSEOの決め手であると述べています。また、コンテンツをつくるだけではなく、それが検索する人に届くように発信することも大切であるとも述べています。良質なコンテンツとそれを検索する人に届けること、その2つがSEOを推し進める両輪です。ここにあるのもつまるところ買い手目線です。売り手目線しか持たなければ、この両輪は回りません。
上記をまとめると、SEOの本質とは「検索エンジンと検索する人が期待していることを理解し、それに沿ったコンテンツを制作・発信していくこと」です。たとえ検索結果を表示するアルゴリズムが変わったとしても、この本質は変わりません。
感想
間違ったSEOの理解を訂正し、その本質を教えてくれました。「10年つかえる」というタイトルに偽りなしの良書ですね。SEOに関わるすべての人が一読すべき本だと思いました。おすすめです!