『ゼロから学ぶFlutterアプリ開発』の感想
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3行要約
- Flutterの入門レベルの書籍
- 良く言えば手を動かして学べる、悪く言えば解説が大雑把
- 他言語経験者からすると物足りない内容
Flutterの入門レベルの書籍
レベル的には基礎の基礎といった内容です。
パスの通し方や環境構築の方法も説明されているので、初心者にも優しいです。 内容としては、基本的な文法を学習したあと簡単なアプリ(じゃんけん)を作ります。
変数や配列といったプログラミングの基本概念についても説明されているので、プログラミング未経験者でもなんとか進められると思います。
良く言えば手を動かして学べる、悪く言えば解説が大雑把
解説よりも手を動かして学べる、と言えば聞こえはいいですが、悪く言えば解説が大雑把です。ほぼ「こういう書き方をすればこういう表示になる」程度のことしか説明されていません。
書籍としてそういうコンセプトなんでしょうが、個人的にはもう少し詳しく解説してほしかったですね。とは言え理屈よりもまず動かしてみるべき、という意見もわかるので、結局は好みの問題かなとも思います。
他言語経験者からすると物足りない内容
上記の通り解説が大雑把で言語について詳しく踏み込むこともないので、Flutterの表面だけなでて終わってしまった感があります。
プログラミング経験者からすると物足りないと思ってしまいますね。正直他の書籍や講座から学び始めてもよかったなと思いました。申し訳ないけど、この内容の薄さでこの価格は高いと感じてしまいます。
ただ未経験の人にとってはとっつきやすいレベルだと思うので、これは書籍そのものの問題ではなく、読者の選択の問題です。
感想
この本は期待していたものと少し違っていたのですが、Flutter入門は果たせたのでまあいいかと思います。
FlutterはフロントエンドのUI構築みたいな楽しさがあって面白いですね。Reactっぽいところもあって割とすんなり頭に入ってきました。仕様や構文をJavaScriptと比べてみるのも楽しいです。しばらくFlutterを触っていこうと思います。